ワクワク家妻とイキイキ家妹の会話
友達が推し活を始めて、すごく出費しているみたい。
そうなの?推し活ってどのくらいお金がかかるのかな?
どうだろう?お金の使い過ぎは心配だな……
自分が好きな対象を応援する「推し活」は近年、男女問わず多くの方に親しまれています。
推し活の支出は多種多様で金額にも幅がありますが、無理な出費には注意が必要です。
今回は推し活の支出の内訳や、無理なく推し活を続けるためのポイントを解説します。
推し活にはどんな出費がある?
R&C株式会社が推し活をしている男女1,000人を対象に実施した調査によると、推し活にかけるお金の平均は月16,605円でした。
年間では19万9,260円を費やしていることになります。
ただし、「何に」「どのくらい」のお金をかけるかは、人によりさまざまです。
推し活の出費は大まかに「定期的な出費」と「不定期かつ不確定な出費」に分けられます。
主な出費を以下の表にまとめました。
これらの出費のうち「CDやDVDの購入のみ」という方もいれば、「グッズはコンプリートしたい」「ライブやイベントはなるべく参加。遠征も多い」という方もいます。
無理にお金を工面するケースも
推し活の支出はそれぞれですが、なかには借金したり、仕事を掛け持ちしたりして無理にお金を工面するケースもあるようです。
支出が膨れ上がる事例としては、以下のとおりです。
- コンサートや公演に何度も参加する
- 遠征によって交通費や宿泊費が高額になる
- ランダム形式のグッズを何個も購入する
- 購入特典やチャート上位入りのためにCDを何十枚も購入する
「売り上げに貢献したい」「周りの人はもっと課金している」などの理由でついつい支出してしまうこともあるでしょう。
もちろんお金の使い方は個人の自由ですが、身の丈以上の支出では生活が破綻します。
楽しく推し活を続けるためには、生活費とのバランスを保つことが大切です。
無理のない支出で推し活を楽しもう
推し活にかかるお金には際限がありませんが、私たちが使えるお金には限りがあります。無理なく推し活を楽しむためには、使い過ぎを防ぐことや急な支出への備えが大切です。
■まずは支出の把握と使い過ぎを防ぐ工夫を
まずは推し活の支出を把握しましょう。
家計簿などで記録すればいつ頃、どのくらい支出しているかがわかり、見直しに便利です。
最近では「推しPay」のような推し活特化の記録アプリもあります。
また、以下のような使い過ぎを防ぐ仕組みも大切です。
- カードの限度額を低く設定する
- カードのキャッシング枠をなくす
- デビッドカードを利用する
利便性が高いクレジットカードは使いすぎる危険性もあります。
支出の見直しにおいては、あえて不便にするのも有効な手段です。
■推し活貯金で急な出費に備える
推し活には「推しの卒業」「サプライズ発表のイベントやグッズ」など急な出費もあります。
場合によっては、なんとしてでも出費したいケースもあるでしょう。
そこで、急な出費に備える推し活貯金がおすすめです。
たとえば「推し活の年間支出額くらい」「ライブ遠征3回分」など金額の目標を決めて取り組みます。
余剰資金があれば、逃したくないイベントやグッズでも無理にお金を工面せずに済みます。
まとめ
推し活は日々の励みになったり人脈が広がったりするため、毎日が充実します。
しかし、のめり込み過ぎてしまうと生活が苦しくなるだけでなく、推し活自体に疲れてしまうかもしれません。
無理なく推し活を続けるためには収支のバランスを考慮し、お金の使い方に堅実に向き合う必要があります。
出費のルールを決める、資金を積み立てるなど自分なりに工夫してみましょう。
生活に支障ない範囲で、長く推し活を楽しみたいですね。