共働きの家計管理!共通の1つの財布で管理するメリット・デメリット

家計/ライフスタイル

なごみ家 夫婦の会話

うちは家計のお金は全部任せちゃってるけど大変じゃない?

管理は大変だけど、うちのお金がいくらあるか把握できるから安心できるよ。

よその家庭はどう管理しているのかな?

 

「どのように家計を管理するのが一番いい方法なの?」これは結婚した夫婦によくあるお悩みです。その方法として、家計管理用の財布を1つにする、もしくは、複数の財布に分けるといった方法が考えられます。そこで今回は、家計管理の方法として、収入を1つの財布にまとめて夫と妻のどちらかが管理する方法に注目してみました。この方法にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

 

1つの財布で管理する方法とは

 

1つの財布で管理する方法とは、夫婦で財布を1つにまとめて、夫婦のどちらか1人が家計管理を担う方法です。専業主婦の家庭でよく見られる方法ですが、共働きでも、夫と妻が生活に必要なお金を出し合い、1つの財布にまとめ、夫婦のどちらかが管理している家庭もあります。

家計を1つの財布で管理するメリット

 

家計を1つの財布にまとめて管理する方法にはどのようなメリットがあるのでしょうか?主なものを見ていきましょう。

 

□家計の全体像がわかりやすい

収入を1つの財布にまとめ、さまざまな支出をその財布から出していくので、1ヶ月の収入と支出の全体像がわかりやすくなります。

 

□支出を把握しやすい

支出の出どころは1つの財布だけなので、お金の流れは明確です。そのため、何にどれだけのお金を使ったのか、支出の内容を把握しやすくなります。

 

□収支のバランスがよくわかるので、無駄な出費を減らせる

1つの財布にまとめた分だけしかお金は使えません。そのため、何が何でも財布にある分だけで生活費をやりくりしなくてはいけなくなります。これはつまり、無駄な出費を減らすことにつながります。

家計の財布を1つにするデメリットは?

 

家計の財布を1つにすることは、メリットばかりではありません。次のようなデメリットもあります。

 

□管理していない人は収支の状況がわかりにくい

家計を任せてしまっている人は、管理している人に聞かないと家計の状況を知ることができません。すべてを任せっきりにしていると、全く貯蓄ができていなかったということもあるかもしれません。管理はお任せしてしまっても貯蓄計画は2人でしっかりと立てるようにしましょう。

 

□どちらか一方に負担が集中する

家計管理を担当する人は、常に家計の状況にあわせて支出を調整しながら管理していかなければなりません。また、家計のやりくりの責任を負うことになるので、負担が集中してしまいます。

 

□自由に使えるお金が少なくなる

夫婦のどちらも同程度の収入があればいいのですが、収入のほとんどを1人で担っている場合は、そこからすべての生活費を工面することになるため、自由に使えるお金が少なくなりがちです。特にお小遣い制になっている家庭では、この傾向が強くなります。

1つの財布で上手に家計を管理するコツ

 

家計の財布を1つにすると、家計の全体像を把握しやすくなるのは大きなメリットです。そのメリットを活かすために、1ヶ月間の収支のひな型となる予算表を作っておくとよいでしょう。その予算表に沿ってやりくりできれば、家計は安定しますし、お金の流れを把握できるようになります。

また、できれば家計簿を付けて、記録として残しておきましょう。そうすることで、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品が壊れて急にまとまったお金が必要になったり、子どもの進路が変わってライフプランが変更したりしたときでも、夫婦で話し合いをする材料になりますし、家計の見直しポイントを探すのに役立ちます。

まとめ

 

夫婦で財布を1つにして家計を管理すると、家計の全体像や支出を把握しやすくなり、無駄な出費を防ぐことができるといったメリットがあります。しかし反対に、家計を管理していない人は家計の状況がわかりにくくなり、夫婦のどちらかに家計管理の負担が集中するといったデメリットも生じてしまいます。そこで、事前に夫婦で家計のひな型を作ったり、家計簿をつけたりして、夫婦がともに家計を把握できるように工夫することをおすすめします。