“ファイナンシャル・プランナー（FP）”という言葉は聞いた事があるかもしれません。
最近では、テレビCMや雑誌などで耳や目にする機会も増えてきました。
とは言え、実際には、どんな人で、どんな相談ができるのかご存じのない方も多いようです。
今回は、ファインナンシャル・プランナーという資格や仕事、そして、どのような相談ができるのか。
また相談するメリットについてご紹介します。

 

 

そもそもファイナンシャル・プランナーってどういう人？　

 

人生において夢の実現や目標を達成させるためには、強い想いとともに、「お金」についても考える必要があります。
経済的な側面から計画を立てることを「ファイナンシャル・プランニング」といいます。
ファイナンシャル・プランニングでは、「入ってくるお金」と「出ていくお金」といった日々の家計について考えると同時に、5年後、10年後など将来のお金についても考えます。
給与から差し引かれる税金や年金について仕組みや制度を理解しておくと、働き方を考えるときの参考になりますし、将来の安心へも繋がります。
とは言え、税制も年金制度も複雑でわかりにくいのが現状です。
また、住宅ローンや教育資金、保険など迷うことや悩むことは多いでしょう。

 

こうした疑問や悩みに応えてくれるのが、ファイナンシャル・プランナー（FP）なのです。
ひとりひとりの生活スタイルや価値観にあわせて、その人にとってのより良い方法を見つけるための選択肢の提供やリスク対策、アドバイスを行います。
ファイナンシャル・プランナー（FP）は、夢の実現や目標の達成に向けて、一緒に考え、サポートを行う専門家といったイメージです。

 

 

ファイナンシャル・プランナーに相談するメリットとは

 

ファイナンシャル・プランナーは知っているけれど、実際に相談するのはハードルが高いといった感じる人もいるようです。
では実際に相談することで、どのようなメリットが得られるか見てみましょう。

 

１．自分にとってより良い解決方法を体系的に教えてもらえる
Web上では、さまざまな情報が溢れているものの、「で、自分はどうしたらいいの？」と悶々とした経験ある方も多いのではないでしょうか。
広く一般的に発信される情報は、正しい情報であっても、状況によって異なる場合もありますし、例外も存在するものです。
個別にFPへ相談することで、こうした悩みに対する解決の糸口を教えてもらうことが可能です。

 

２．最新の情報を聞ける
税制改正は毎年行われています。
たとえば、「住宅ローン減税」といっても、住宅を購入する年や入居時期、そのほかさまざまな要件によって適用される内容は異なります。
また、介護保険制度は3年に一度見直されています。
こうした制度の最新情報について、知ることができるのもファイナンシャル・プランナーに相談するメリットと言えるでしょう。
なお、Webサイト上の記事は古いまま更新されていないこともあるため、参考にする際は、いつ時点の情報なのか確認するようにしましょう。

 

３．客観的な意見が聞ける
多くの場合、家族や友人と「お金」について話し合うといった機会はない、というのが現実かもしれません。
そのため、一人で思い悩むことも多く、気づけば修復困難という状況にも陥りかねません。
ファイナンシャル・プランナー（FP）という第三者が入ることで、物事を客観的に捉えることができるようになります。
収入や貯蓄残高など友人には話しにくいことだからこそ、ファイナンシャル・プランナーに相談できるというのもメリットかもしれません。

 

４．漠然とした将来を見える化する
なんとなく将来が不安という方は多いものです。
働き方や将来の年金、住まいや教育にかけるお金、リスク対策など相談者からの資料やヒアリングをもとに、将来のお金の流れについてシミュレーションを行い、分析やアドバイスを受けることができるのも大きなメリットです。
プロの目からみた課題や解決策などを参考にすることで夢の実現への近道としても期待ができます。

 

５．一歩を踏み出すキッカケとなる
「資産運用を始めたい」「住宅を購入したい」と考えつつも、なかなか一歩を踏み出せないものです。
おそらく、何が不安なのか、何が課題なのかについてもわからないといった状況なのでしょう。
ファイナンシャル・プランナーに話すことで、自分の思い描く将来像が明確化するといった効果もあります。
専門家に背中を押してもらうことで自信をもって取り組める効果も期待できます。
そういったキッカケづくりとして、ファイナンシャル・プランナーを利用することも一つです。

 

 

まとめ

 

お金について考えることは、自分自身の人生について考えることにも繋がります。
そのためにも、信頼できるファイナンシャル・プランナーに出会えるかどうかがポイントかもしれません。
ホームページなどからの問い合わせや相談申込みが可能な場合もあります。
有料相談や無料相談などさまざまですので、詳細を確認したうえで、ファイナンシャル・プランナーへ相談してみることをおすすめします。