投資信託の基礎用語②

お金のキホン

投資信託には、投資信託の決算が行なわれる際に、運用によって得られた収益を投資信託の購入者に分配金として支払う仕組みがあるんだ。

お金をもらえるのは嬉しいわね。

全ての投資信託に分配金の仕組みがあるわけではないよ。

投資信託には「分配金あり」と「分配金なし」の2つのタイプがあるんだ。

「分配金なし」のタイプは、運用益が元本に組み込まれていくから複利効果を期待できるんだ。長期的な運用を考えている人には運用資産が増えていく「分配金なし」が向いているね。

一方で「分配金あり」のタイプは、運用益を分配金として定期的に受け取ることができるけれど、運用資産が増えないから複利効果は期待できないんだ。

定期的に配当金を受け取りたい人、短期間で利益を確保したい人には「分配金あり」が向いているね。

「分配金あり」のタイプでも、分配金を受け取らずに再投資することもできるんだ。長期的な運用を考えた場合、分配金を受け取らずに再投資すれば複利効果を得ることができるんだ。

投資スタイルによって投資信託の選び方や配当金の受け取り方が変わるんだね。

つぎに、分配金には普通分配金と特別分配金の2種類あるんだ。

普通分配金は、運用によって得られた収益を支払うもので、投資信託の購入者にとっては利益になるから課税対象なんだ。

一方で特別分配金は、元本の一部を払い戻すもので、投資信託の購入者にとって利益とはならないから非課税なんだ。

なるほど。2つの分配金の違いがわかったわ。

ライフプランや投資スタイルによって、分配金をどうするか考え方が変わるんだ。

投資信託を購入する際は、自分のスタイルに合っているか、分配金についてもしっかり確認しましょう。