投資信託の基礎用語①

お金のキホン

投資信託は投資家から集めた資金を専門家が運用し、運用によって増えたお金は投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みなんだ。

最近は会社でも投資信託を始めたという話を聞くわ。

投資信託にはさまざまな商品があって、それぞれの商品で投資先や運用方針が異なるんだ。

投資信託商品を選択するためには、その運用方法について理解しておく必要があるんだ。

なるほどね。どんな運用方法があるの?

投資信託の運用方法は「アクティブ運用」と「パッシブ運用」の2種類があるんだ。

アクティブ運用」は運用目標とされるベンチマークを上回るように、「パッシブ運用」は運用目標とされるベンチマークに連動するように運用して成果を上げることを目指す運用手法のことなんだ。

ベンチマークってなに?初めて聞く言葉ね。

ベンチマークは、その投資信託が運用する際に目標としている基準のことなんだ。どんな指数を「ベンチマーク」としているかは、投資信託によって異なるんだ。

代表的なベンチマークには次のようなものがあるよ。

【日本株式で運用する投資信託のベンチマーク】

○TOPIX (東証株価指数)

○日経平均株価

【外国株式で運用する投資信託のベンチマーク】

○MSCI コクサイ インデックス

アクティブ運用は、ベンチマークを上回るように運用するため高いリターンを期待できるんだ。

一方で高いリターンを目指すために投資先の銘柄の入れ替えや売買などが積極的に繰り返されることから運用費用が割高になるパッシブ運用よりもリスクが高くなるという特徴があるんだ。

アクティブ運用は、高いリターンを見込める分、リスクやコストは高くなるということね!

パッシブ運用は「インデックス運用」ともいい「インデックスファンド」と名前がついているものは、パッシブ型の運用方針なんだ。

パッシブ運用はベンチマークが明確なので運用方法がわかりやすく低コスト、そしてリスクは低いがリターンも低いという特徴があるんだ。

パッシブ運用は、リスクやコストは低いけれどリターンも低いということね!

投資信託商品を選択するためには、二つの運用方法がどう違うのか、どちらが自分の投資スタイルにあっているのかを理解して投資信託商品を選択することが必要なんだ。