人気の投資信託、eMAXIS Slimて何?

資産形成/資産運用

ワクワク家夫とイケイ家夫の会話

投資信託を買うならeMAXIS Slimがいいって会社の人に言われたんだけど、どういうものか知ってる?

知ってるよ。投資信託の中でも手数料が安いので人気があるんだ。長期投資にするには、手数料のわずかな違いが大きな差になるいこともあるから、重要なポイントだよ。

詳しく教えて!!

 

2021年6月時点の投資信託のファンド数は、1万3891本(一般社団法人投資信託協会)と選択肢は限りなく拡がっています。投資初心者にとっては、どの投資信託が自分にとって最適なのか、何がよいのか悩みますね。今回は、数ある投資信託の中でも、人気のeMAXIS Slim(イーマクシス・スリム)に注目してみました。投資信託選びの参考になれば、と思います。

 

eMAXIS シリーズ? eMAXIS Slim? 何が違うの?

 

「○○が選ぶ投資信託ランキング」「今月のオススメ投資信託」「年間○○投資信託ランキング」など多くの雑誌やネット情報では、上位に「eMAXIS」という文字を目にします。

eMAXIS シリーズは、2009年10月の設定開始以降、多くの選択肢から自由に選べるファンドとして注目されてきた三菱UFJ国際投信が運営する投資信託です。「幅広い品ぞろえ」でありながら、ノーロード(購入手数料なし)というのも魅力です。

最近では、eMAXIS シリーズをベースに、資産形成の次のステップとして、投資対象を商品(コモディティといわれる大豆などの農業や貴金属、エネルギーなど)を含む「eMAXISプラス」や革新的なAIや宇宙開発分野に特化した「eMAXISネオ」などのブランドが誕生しています。

 

人気のeMAXIS シリーズのなかでも、2017年に誕生したのが、「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けるファンド」である「eMAXIS Slim」というブランドです。

幅広い投資対象のなかから選べるeMAXIS シリーズと比較すると、株式と債券、バランス型(8資産均等型)と商品ラインナップは絞り込まれていますが、基本的な投資対象は網羅しており、運用コストを重視する投資スタンスであれば問題はないでしょう。

 

eMAXIS Slimの特徴① 業界最低水準の運用コストをめざすファンド

 

投資信託を選ぶにあたって、信託報酬などの「運用コスト」を検討することは重要なポイントです。購入手数料もなく、信託報酬率も抑えられるeMAXIS Slimが注目されるのは納得です。

 

業界最低水準の運用コストをめざすためには、他社類似ファンドが信託報酬率の引下げを行った場合には、eMAXIS Slimも引下げをめざすというものです。実現を保証するものではない旨の注意書きはありますが、実績は以下のとおりです。

 

 

同じ指数連動型であれば、それぞれの値動きも基本的には同じですので、運用コストを抑えられるファンドが魅力と言えます。

 

なお、従来のeMAXISシリーズのなかにも、同じ指数に連動するファンドは存在します。

信託報酬率の変動しないeMAXISシリーズと比較すると、新規に購入するのであれば、eMAXIS Slimの方が運用コストを抑えることが可能です。

たとえば、TOPIX連動型を見ると、

eMAXIS TOPIXインデックス                          0.4%(税込0.44%)

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)                 0.14%(税込0.154%)

と信託報酬率に差が生じています。

 

eMAXIS Slimの特徴② 選べる13のファンド

 

設定・運用する三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimの13のファンドを公式ホームページより一覧にしてみました。

 

 

国内外のさまざまな投資地域、投資対象、また組み合わせなど、ハイリスク、ミドルリスク、ローリスクと分散されています。13のファンドのうち9ファンドがつみたてNISA適格ですので、運用益非課税制度のメリットを受けながら資産形成が可能というのも特徴であり、魅力です。

 

どこで買えるの?~取扱い金融機関は限られる

 

運用コストを抑えられる理由として、「販売会社を絞り込み」が考えられます。

三菱UFJ国際投信のホームページによれば、eMAXIS シリーズを取り扱う銀行や証券会社は93社に対して、eMAXIS Slimは           23社(販売会社によっては、取り扱わないファンドあり)と限定されているようです。

「これから投資を始めたい」「つみたてNISAの口座開設をしたい」という新規購入を検討する方にとっては、メリットの多いeMAXIS Slimですが、追加購入やすでに取扱いのない金融機関での取引をされている方は、現在のファンドを保有し続けるのも選択肢です。

 

自分自身にあった「リスク」の確認を!

 

今回は、注目のeMAXIS Slimを取り上げてみましたが、投資信託のファンドは数多くあり、運用会社や販売会社は、さまざまな観点からリサーチし、商品を企画・開発しつづけています。同じ商品でも、運用実績により投資対象の組み替えをおこなっています。

そもそも、投資家のそれぞれの事情や目標額、リスク許容度は異なります。自分自身にあった投資スタンスを身につけたいですね。

まずは、つみたてNISAなどを利用して、価格変動の少ない(価格変動リスクの小さい)ファンドを少額から始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

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