火災だけじゃない~「住まい」のもしもに備える火災保険② 水災に備える

保険

 

ワクワク家 父と母の会話

最近大雨で川が氾濫したと良くニュースで聞くけど、

原因は大雨とか台風だから被害にあっても

火災保険で補償はされると思っているけど。

台風でも雨による災害は水災補償だって聞いたことがあるわ。

うちの火災保険は水災補償に加入しているか一度確認してみよう。

 

ここ数年大雨などによる洪水の被害が増えています。身の安全を守ることが第一優先ですが、「住まい」についての備えも大切です。床上浸水で家財が損壊する場合や、壁などが土泥で汚れた場合には、修復するための費用が火災保険で補償されます。住まいのさまざまなリスクに備えることが可能な保険にもかかわらず、補償されることを知らない「もったいない」事例も多く見受けられます。この機会に、火災保険について確認してみましょう。

 

火災だけじゃない?~さまざまなリスクに対応する備え

 

住宅購入と同時に加入することの多い火災保険ですが、よくわからないまま加入しているケースや時間の経過とともに忘れてしまうケースが散見されます。

 

火災保険は住まいに関わるさまざまなリスクに備える保険です。火災の場合の補償だけでなく、強風などの自然災害、空き巣被害や突発的な家財の破損などにも対応します。

せっかく保険金支払いの対象であっても、知らずに請求しなければ、保険料の無駄となってしまいます。まずは、現在ご加入の保険が、どんな時に、どれくらい補償されるのか、確認してみましょう。

台風などによる洪水で床上浸水し壁や床、家財が泥で汚れてしまった場合の水災補償

 

近年の被害の多さもあり、水災についての相談が増えています。ニュースの映像を見ると、不安になりますね。

 

まずは、お住まいの地域の特性について調べてみましょう。

水災リスクに対するハザードマップというものがありますので、ご自宅の地域性や地理性を確認してみましょう。

https://disaportal.gsi.go.jp/index.html

 

水災の特約で補償されるのは、台風や大雨などにより川が氾濫して発生した洪水や、ゲリラ豪雨などで下水が処理しきれずマンホールなどから溢れ出る都市型水害、高潮や土砂崩れ、土石流などです。

水災補償は、水害が起こりうる可能性があるかないかが付帯する判断基準となります。

ご自宅が川や海岸線などに近い場合や、傾斜地の下方の場合などは、水災リスクが高くなるため、水災付帯をお勧めします。

とくに、戸建ては被害が大きくなる可能性を考えて付帯しておいた方が安心です。戸建てでも高台に位置する場合や、マンションの高層階などの場合には、発生リスクの点から付帯しないことも選択肢です。

お財布とも相談を

 

現在加入できる火災保険は、最長10年(地震保険は5年)間です。長期になればなるほど、割引率が大きくなりますので1年よりも10年の方が保険料は割安になります。

近年は災害による保険金の支払い件数が増加しており、年々保険料が上がっている現状です。可能ならば長期での申込みで保険料を抑えたいですね。

 

保険は充実した補償内容にすれば安心も高まりますが、保険料の負担が重く経済的不安が高まっては元も子もありません。お財布事情も踏まえつつ、「安心」を手に入れましょう。

何よりも「安心」できる備えを

 

台風や大雨が気になる季節は、現在の契約内容を知るよい機会かもしれません。加入したままの保険証券を取り出し、補償内容を確認してみましょう。補償の有無だけでなく、どんな時に補償されるのか、についても知っておきたいですね。保険会社のお客様ダイヤルや担当者、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも、よいと思います。