子どもが海外に留学する場合保険はどうすべき?

家計/ライフスタイル子どものお金保険

お隣のお子さん、今度海外留学するらしいの。
きっと不安なことはあるわよね

何かあってもすぐに駆けつけることができないから不安だね。

病気になったりしたら、どうなるのかしら?
健康保険使えないわよね。

きっと何か代わりになるものがあるはずだよ。
将来の参考に調べてみようか。

 

 

グローバル化の波は、日本の教育にも及び、数は少ないながらも中学・高校卒業後に海外の高校・大学に進学するケースもみられます。
海外では、日本と生活習慣や環境が異なるため、体調を崩したり、思いがけないトラブルに巻き込まれたりすることが心配です。
今回は、海外留学をする場合に必要な保険について解説します。

 

 

海外留学に保険が不可欠な理由

 

海外留学に「保険」が不可欠な理由は、現地で体調を崩したときに備えるためです。
日本では、すべての人が公的医療保険に加入するため、病気やけがをしたとしても医療費のうち一部を負担すればよいのですが、国によっては医療費が非常に高く、現地で加入する医療保険か、日本で加入した海外留学保険がないと医療費を支払えないかもしれません。

 

例えば、アメリカのニューヨーク市マンハッタン区では、入院費が1日あたり1万~2万ドルに達することもあります。
1ドル=147円とした場合、1日で30万円近くかかる計算です。

 

また、盗難など犯罪や事故に巻き込まれる可能性は往々にしてあり得ます。
スマートフォンや財布など携行品を盗まれるといった被害は想定したうえで備えておきたいものです。
一方で、お子さんが他人のものを壊してしまうなどの可能性も考えられます。
こうした被害や損害の補償手段として海外留学保険に携行品損害保険金賠償責任保険金が含まれていると安心です。

 

加えて、考えたくないことですが、お子さんが海外にいる間に、保護者に、もしものことが起きてしまう可能性もあります。
海外留学保険の補償内容に留学生継続費用保険金が含まれていれば、被保険者の扶養者が死亡・高度障害状態に陥った場合でも保険金が支払われ、留学を続けることが可能です。

 

 

海外留学向けの保険商品の選び方

 

海外に留学する際は、1~2週間程度の短期の場合を除き、損害保険会社で「海外留学保険」に加入するのが一般的です。
ただし、商品により補償内容や付加できる特約は異なります。
ここでは、選ぶ際のポイントについて解説します。

 

まず、治療費用保険金をいくらに設定するかを考えてみましょう。
一般論として、補償される金額が大きければ大きいほど、保険料もそれに合わせて高くなります。
アメリカなど医療費の高い地域に留学するなら無制限にしておいたほうが安心です。
一方、フィリピンなど比較的医療費の安い地域に留学するなら、5,000万円など上限額を設定しても必要な補償は受けられるでしょう。

 

現地での滞在先に近い場所に保険会社と提携している医療機関があるかも確認が必要です。
そのような医療機関であれば、キャッシュレスで治療が受けられることが多いため医療費を立て替える必要はありません。

 

また、十分な保険期間が確保できているかも確認しましょう。
留学を目的として自宅を出発する日から帰国日までが基本となりますが、滞在期間が延びる可能性も見越して長めに契約しておくと安心です。
当初の予定より早めに帰国する場合、中途解約をすれば保険料の一部が戻る場合があります。

 

 

海外留学向けの保険を契約する際の注意点

 

そのほか海外留学保険を契約する際に検討すべき点についてまとめておきます。
まず、特約は本当に必要なものだけを付けましょう。特約は、つけるほど補償は充実しますが、保険料も高くなります。
保護者の預貯金等で賄える見込みがあれば、無理して特約をつける必要はありません。

 

また、当初の予定より留学期間が延びる場合に備えて、保険期間延長の可否についても確認しておきましょう。
それまでの保険金請求件数や請求金額、加入していた保険期間、延長時の年齢などが原因で留学保険の延長ができない可能性もあります。
その場合には、いったん帰国のうえ再契約をしなくてはなりません。
留学期間が延びる可能性が少しでもあるなら、当初の留学期間より長めに保険期間を設定するのも方法のひとつです。

 

なお、持病のあるお子さんが海外留学保険に加入する場合、通常の海外留学保険に部位不担保が適用される可能性があります。
部位不担保の扱いで加入した場合、日本出国前からの持病により体調が悪化したとしても、その部分についての治療費補償は受けられません。
ただし、持病とは関係ない理由での体調悪化やけが、現地でのトラブルについては補償されます。

 

1ヶ月程度の短期留学であれば、持病があっても入れる海外留学保険を検討しても良いでしょう。
例えば、AIG損害保険株式会社では、保険期間が31日以内の契約であれば、持病・既往症の急激な悪化を原因として渡航先で治療を受けた場合にも、300万円を上限として治療・救援費用が補償されます。

 

いずれにしても留学が決まったら、派遣元となる学校や留学エージェント、保険会社に相談してみましょう。

 

 

まとめ

 

海外留学では予想もしないトラブルが起こり得ます。
日本では元気いっぱいに過ごしているお子さんでも、急激な環境の変化や家族と離れて暮らすストレスが原因で体調を崩したりするかもしれません。

また、国・地域にもよりますが、スリや暴行などの犯罪に巻き込まれる可能性も十分にあります。
楽しいはずの海外留学が悲しい思い出にならないよう、海外留学保険で備えをしたうえで、気持ちよく送り出してあげましょう。