会社の人が健康診断でがんが見つかったて言っていたの。
検診受けてる?
何かあってもすぐに駆けつけることができな毎年健康診断はうけてるよ。
乳がん検診も、子宮がん検診もやっている。
早期発見できれば治療方法も選択できるみたいだし、健康診断大切だよね。
命ある限り、どんなに気を付けていても病気にかかるときはかかります。
だからこそ、病気になっても、早めに対処できるよう心がけておくことが大切です。
がん検診をはじめ、必要な検査を定期的に受けると良いでしょう。
早めの発見、そして早い段階での治療を目指したいものです。
そこで今回の記事では、がん検診について費用面の話をメインに解説します。
自治体でも基本的な検査は受けられる
がん検診は、病気の治療ではないことから健康保険が適用されません。
そして、どこでどのような検査を受けるかによっても費用が異なります。
これまで検診を受けたことがない場合には、まずは自治体が行っている検査を受けてみましょう。
例えば、筆者が住んでいる埼玉県さいたま市が実施している「がん検診」の場合、費用は以下の通りです。
出典:さいたま市「がん検診・成人の健康診査等について」をもとに筆者作成
対象となる条件などに該当するのであれば、比較的少ない費用負担で基本的な検診が受けられます。
また、加入する健康保険組合によっては、健康診断のオプション項目として追加することが可能です。
例えば協会けんぽの場合、令和5年度における追加での自己負担額は以下のようになっています。
出典:協会けんぽ「健診のご案内>料金・健診の受け方は?>料金」をもとに筆者作成
より詳しい検査を受けたいなら病院・クリニックで
自治体や健康保険組合での健康診断に追加できる検診では、あくまで限られた項目のみを検査します。
より詳しく調べたいという場合には、病院やクリニックなど医療機関での検診がおすすめです。一例として、人間ドックなど検診に特化した医療機関での乳がん、子宮がん検診の費用例を紹介します。
出典:総合健診センター ヘルチェック(人間ドック・健康診断)「オプション検査」をもとに筆者作成
健康診断のオプションとして追加できる検診に比べ、かなり細かいところまで調べる分、費用も高くなります。
家族・親族にがんにかかった人がいるなど、心配な要素があるなら検討する価値はありそうです。
実際、検診受診率はどのぐらい?
薬や手術、治療法の選択肢が増えていることから、「がん」の治癒率は高まっています。
その一方で、残念なことに亡くなる人が一定数いるのも事実です。
やはり、どんな病気にもいえることですが、がんも早期発見・早期治療に努めるに越したことはありません。
がん情報サービスによる「がん検診受診率(国民生活基礎調査による推計値)」をみると、過去2年以内の乳がん検診受診率(40~69歳)は47.4%、子宮頸がん検診受診率(20~69歳)は43.6%でした。
国は、「がん対策推進基本計画(令和5年、第4期)」においてがん検診の受診率を60%以上にすることを目標に掲げています。
年々数字は伸びてきていますが、60%に到達するにはやや時間がかかりそうです。
まとめ
「がん検診」は毎年続けることが重要です。
自治体や健康診断のオプションとして付加できるがん検診であれば、基本的な検査ではあるものの、比較的手軽な金額で受けられます。
身内にがんになった人がいる、気になることがある場合には、必要経費と割り切って病院やクリニックでのより詳しい検査を受けましょう。
いずれにしても、違和感など不安がある場合には、そのままにせず、すぐに医療機関に相談することをおすすめします。