今人気の習い事って何? 子どもの習い事ランキング2023年

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わくわく夫妻の会話

会社の上司の子どもが、プログラミングを習い始めたらしい。
自分が子どもの頃とは、習い事も随分と違うものだね。

学校の授業でもやるらしいから、今の子供たちにとってはスイミングやピアノのように人気の習い事になるかもしれないね。

 

子どもが小学生になると、習い事を始める家庭が増えますよね。
子ども同士でも自分の通っている習い事を話題にするようになるため、「わが家はどうしようか」と迷うことも多いのではないでしょうか。
子どもに合う習い事をリサーチし、教育費との兼ね合いも考えるのは案外大変なものです。
今回は、小学生の子どもを育てる筆者が、今人気の習い事を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

 

 

小学生の教育費のうち7割は習い事費用

 

子どもが興味を持った習い事は何でもさせてあげたいという親心がある一方で、習い事を始める時に気になるのが費用です。

 

2022年に公表された、文部科学省の令和3年度子供の学習費調査によると、小学生の子ども1人あたりの年間教育費の平均値は、以下の通りでした。

 

公立小学校に通う子ども:35万2566円(そのうち学校外活動費24万7582円)
私立小学校に通う子ども:166万6949円(そのうち学校外学習費66万797円)

                                                                                   出典:文部科学省「子供の学習費調査(令和3年度)」

 

学校外活動費とは、主に習い事を指します。月額に換算すると、公立小学校に通う子どもの習い事には月額2万円程度、私立小学校に通う子どもの場合は月額5.5万円程度かけていることが分かります。

さらに公立小学校に通う子どもの場合、教育費のうち習い事が占める割合は約70%にのぼります。つまり、教育費の大半は習い事ということになります。

 

 

小学生に人気の習い事ランキング

 

株式会社fanssが発表した「2023年小学生に人気の習い事ランキング」によると、親が子どもに実際に習わせている習い事のベスト10は次のような結果となりました。

 

1位    スイミング 
2位    英語・英会話
3位    ピアノ
4位    学習塾
5位    書道・習字
6位    通信教材
7位    運動・体操
8位    サッカー・フットサル
9位    ダンス
10位     珠算・そろばん

出典:【2023年版】小学生に人気の習い事ランキング(株式会社Fanssプレスリリース)

 

習わせている理由についても見ていきましょう。

【スイミング】   水泳の授業があるため。肺を強くする。
【英語・英会話】  学校で習って興味を持った。英語は必須項目だと思う。
【ピアノ】     脳の発達に良い。生涯音楽を楽しんでほしい。
【学習塾】     受験のため。学校の授業でつまずいたため。自信をもってほしい。
【書道・習字】   集中力がつきそう。段が上がっていく達成感が味わえる。
【通信教材】    授業内容を理解できるように。勉強する癖をつけてほしい。
【運動・体操】   学校の体育で役立つ。基礎体力を身に付けてほしい。
【サッカー・フットサル】   チームワークを学んでほしい。体力をつけてほしい。
【ダンス】     リズム感を育むため。踊れるとかっこいい。
【珠算・そろばん】 算数の苦手意識をなくすため。計算力をつけるため。

 

小学生の習い事は、学校の授業で役立つことを目的としているケースが多く見受けられます。
「授業でつまずいたから、克服するため」や「授業で困らないようにするため」といった理由も挙げられています。
そのほか、スポーツ系の習い事は体力づくりやチームワークを身に付けることを目的に選ばれることが多く、ダンスやピアノなどの芸術系は、より人生を楽しむためのスキルとして親が子どもに身に付けてほしいと願って選ぶケースが多いことがわかります。

 

 

これから人気になりそうな習い事を予想してみる

 

習い事ランキングの上位には、時代を超えて多くの小学生から選ばれるスタンダードなものが占める一方で、最近では、親の時代からは想像もできなかった習い事など種類は豊富になっています。
今後人気になりそうな新しい習い事をピックアップして紹介しましょう。

 

【プログラミング】
2020年度から小学校でも必修化されたことで、今後ますます習わせたいという親のニーズが高まりそうです。
プログラミング的思考力が身につくと、客観的に物事を判断する力がつき、またチームを組んで作業することで協調性を養うことも期待できそうです。

【アート】
文部科学省で推進されているSTEAM教育で重要になる5つの項目の中に「アート」があります。
AI時代だからこそ、人間にしかできない創造性や独創性を子どもには養ってほしいと考える方もいらっしゃるでしょう。
造形や絵画から、デジタルアートやアニメーションまで様々なアート制作が学べるのは、子どもにとっても良い刺激となりそうです。

【スケートボード】
2020東京オリンピックから新しく採用された競技がスケートボードです。
遊びではなくスポーツとしての認識が広まりつつあり、体幹を鍛えられると注目されています。
10代から海外で活躍する日本人スケートボード選手も多いため、子どもたちも目標を高く掲げられそうです。

 

いかがでしょうか。ピンときた習い事はありましたか?

 

 

まとめ

 

習い事は知識やスキルを身に付けるためだけではなく、子ども自身の自己成長に繋がる効果も期待できます。
将来の教育費も見据えた上で、親子ともに納得できる習い事が見つかるとよいですね。
経験上、親の希望よりも子どもの「やってみたい」という気持ちを尊重して習い事を選ぶ方が、結果的に親の満足度も高くなると感じます。
大切なのは、子ども自身が夢中で取り組めるかどうかです。まずは体験レッスンを申し込むなど、気軽にできるところから始めてみてはいかがでしょうか。