クレジットカードで積立投資!ポイントもお得にGET

資産形成/資産運用

ワクワク家妻とイキイキ家妹の会話

おねちゃん、積立投資にクレジットカードが使えるって知ってる?

え?知らない。口座から引き落としされるだけじゃないの?

それが、決まったクレジットカードで積立ができるらしいの。するとポイントも貯まるから口座引き落としよりもお得じゃない?

いつも使っているカードが対象なら確かにお得になるかもね。調べてみようか?

 

積立投資は、少額から手軽に始められ、時間の分散によって投資のリスクを軽減できる長期投資の手法です。最近では、クレジットカードで積立投資ができるサービスも増えつつあり、ポイントも得られることから投資を始めるきっかけとして有効といえます。

クレジットカード積立投資の仕組みや選び方について解説します。

 

クレジットカード積立投資の仕組みは?

 

クレジットカード積立投資とは、クレジットカード決済で積立投資ができるサービスです。

現在は、ネット証券が、特定のクレジットカード利用者を対象に投資信託の積立サービスを提供する動きが活発です。

 

申込手続きが完了すると、毎月決まった日付にクレジット決済で投資信託が購入され、後日購入代金が引き落とされる仕組みです。

月々、100円(一部の会社は1千円)から5万円の任意の定額を積み立てることができます。

毎月、積立金額に応じて所定の還元率のポイントが貯まるのが魅力で、貯まったポイントを積立に移行できる会社もあります。クレジットカード決済ですので、あらかじめ証券口座への入金が不要です。つみたてNISAを利用すれば、税制上のメリットも受けられます。

 

【サービスを提供しているおもな会社】

・SBI証券(三井住友カード、タカシマヤカード、東急カード)

・楽天証券(楽天カード)

・マネックス証券(マネックスカード)

・auカブコム証券(au PAYカード)

・tsumiki証券(エポスカード)

・スマートプラス(セゾンカード/UCカード)ほか

 

クレジットカード積立投資をはじめるには、どうしたらいいの?

 

クレジットカード積立投資を始めるには、取扱いのある証券会社とクレジットカードの利用が前提となります。したがって、証券会社の口座やクレジットカードを持っていない場合は、新たにクレジットカードの加入や証券会社の口座開設の手続きが必要です。

月々の投資金額や投資信託の設定は、インターネット上で比較的簡単に行うことができます。

 

つみたてNISAの利用も可能ですが、すでに他の金融機関にNISA口座を持っている場合は変更手続きが必要です。

当年分のNISA口座の金融機関変更には、当年の9月までに手続きを完了することと、当年内の買付けや配当金の受取りがないことが条件です。この両方を満たしていない場合は翌年分以降の変更という扱いになりますので注意が必要です。

手続きには、変更前の金融機関からの変更通知書を取り付けなくてはならないため、かなりの日数を要します。

 

クレジットカード積立投資の選び方は?

 

各証券会社とも、特定のクレジットカードでサービスを提供しているため、たまるポイントの種類は必然的に限定されます。クレジットカード積立投資を選ぶ際は、自分にとって使いやすくメリットがあるサービスかどうか、という視点で検討をすることが大切です。

目先のポイント還元率だけで判断するのではなく、カードの年会費などのコストや証券会社の投資信託商品のラインナップなども確認しましょう。

 

具体的なチェックポイントは以下のとおりです。

 

【チェックポイント】

(1)ポイントについて

□ 貯まるポイントの種類

・Vポイント、楽天ポイント、Pontaポイントなど日頃利用しやすいサービスか

  • ポイント還元率

・ショッピングの還元率と異なる場合やカードのランクによって異なる場合あり

  • 上乗せポイントなどの特典の内容

・投資信託の保有残高に応じた毎月加算、保有有残高が一定額に到達した時に付与、

キャンペーン中のみ限定などポイント付与や加算のタイミングなど確認

  ・系列や提携の銀行口座を利用すると、上乗せポイントが適用される場合もあり

  • 貯まったポイントについて

・ポイントは積立に利用できるか。

 

(2)クレジットカードについて

□ 年会費

・年会費はかからないか。もしくは一定の利用があれば無料となるか

  • 利用限度額

・カードのショッピング枠を積立投資に使うため、利用限度額に注意

 

(3)証券会社について

□ 手数料について

・販売手数料については、現状、クレジットカード積立投資で手数料がかかる証券会社はありません。つみたてNISAの場合は、そもそもどの金融機関でも販売手数料は無料です。

   一方、信託報酬は、投資信託の運営にかかるコストであるため、優遇されることはありません。投資信託を保有している間は、純資産総額に対する所定の率が毎日信託財産の中から差し引かれるため、銘柄選定の際は必ず確認するようにしましょう。

  • 対象銘柄、つみたてNISA対象銘柄

・ネット証券大手社は、いずれも豊富なラインナップを揃えています。

   流通系カード専用の証券扱い会社であるtsumiki証券やスマートプラスは銘柄数が少ないため、自分に合ったポートフォリオを構成できる商品か見極めが必要です。

 

まとめ

 

クレジットカード積立投資は、ポイント獲得が魅力で注目を集めているサービスです。

新規参入する会社が増えつつあり、競争激化が予測されることからサービス内容変更の可能性もあります。また、キャッシュレス決済を使った積立投資サービスの動向も見逃せません。楽天証券では、キャッシュレス決済の積立投資サービスの提供を予定しており、それに伴い、現行のクレジットカード積立投資のポイント付与率変更を公表しています。

 

クレジットカード積立投資では、目先のポイント還元率に目が行きがちですが、積立投資のメリットは、リスク分散による長期投資にあります。自分にとって使い勝手がよく長く続けられるサービスを選択することが大切です。