ワクワク家夫とイケイ家夫の会話
最近投資を始めたけど、気になるのはこのまま株価が上がればいいけど、下がることもあるよね?
もちろんその可能性は否定できないね。過去を振り返ってみても様々な理由で株式市場に影響を与えることが起きているからね。
そんなときみんなはどうしているの?資産が減ってしまうということでしょう?
一時的に資産が減ってしまうことに間違いはないけど、それは確定しているわけではないんだ。そういったことが起こったとき、どうしたらいいのか考え方を知っていた方がいいね。
リーマンショックやチャイナショックなど○○ショックと呼ばれるような株価の暴落がこれまでも度々ニュースとなり、その時々で多くの投資家が影響を受けています。暴落が怖いから投資はしない、という声もありますが、自分自身の価値観や投資スタイルを持つことで回避すること、乗り越えることが大切です。価格変動のある投資にあたっての考え方や行動についてお伝えします。
これまでの株価暴落をふりかえってみよう
「歴史はくりかえす」とよく言われますが、時代を遡ることで、そのときの人々の言葉や行動、対処方法が見えてきます。成功例や失敗例を参考にすることも有意義です。過去の日経平均株価を参考にみてみましょう。
これまでは米国マーケットの影響が日本へ波及することが多かった日経平均株価ですが、新型コロナウィルスの感染は全世界で広がり、ロックダウンなど経済活動への影響は長引くと予測されています。これまでの国を越える投資が思うようにならず投資家の迷いも指摘されているところです。
自分ごととして捉えてみる
そんな未曾有の時代において、ポイントとなるのは、自分自身の投資スタイルです。
株価の動きをみて、他の投資家の動きをみてからの行動では、出遅れます。思ったほどの利益が出ない、予想外の損失となるケースが散見されます。相場感を掴み、予測できるようになれば、情報は参考程度として捉え、自分らしい行動がとれるものです。投資初心者の場合は、一喜一憂せずに落ち着いて静観することをおすすめします。
相場の格言で「疑わしいときは何もするな」とありますが、その通りかもしれません。
ピンチはチャンス? さまざまな観点と長期的視野をもつこと
株価が上がると喜び、下がると憂鬱になるのが一般的かもしれませんが、株価の値上がりや値下がりを予測することは誰にとっても簡単なことではありません。「ドルコスト平均法」という手法を聞いたことがあるでしょうか。資産形成のキホンは、「長期・分散・つみたて」です。毎月一定額の買付けを継続することで、リスクを分散し、時間を味方につけてコツコツ貯めていく貯蓄方法です。
株価が高い時には僅かしか買えませんが、低くなるとたくさん購入することができます。
つまり、株価が暴落した時ほど、購入のチャンスなのです。
成功体験よりも失敗が道を開く!!
人生においても同じことが言えますが、成功から得るものよりも、失敗から学ぶことが多くあります。多くの場合、成功は運とタイミングです。一方、上手くいかなかった場合には、何が原因なのか、どうすればよかったのか考えることで、次に活かすことができます。
小さな失敗を繰り返すことで、大きな失敗を回避できるとも言えます。
そのために大切なのが、「資産分散」です。
■資産のうち、金融資産はどのくらい占めるのか。
■金融資産のうち、投資に回せるのはどのくらいか。
■海外投資商品と国内投資商品の配分はどのくらいか。
■流動性資金・安定性資金。成長性資金の配分はライフスタイルにあっているのか。
などについて決めておくと、投資(成長性)資金が大きくマイナスとなった場合でも、保有資産への影響は最小限に抑えられます。
まとめ
過去の歴史からみても、世の中にはさまざまな予測不可能な出来事から発生し、先行きの不安や不透明感から株価が暴落することが度々あります。さまざまなデータや経験値を活かしチャレンジするプロならまだしも、一般投資家には荒波のなかで戦うことは難しいでしょう。自分自身の資産を守るためにも、投資に対する自分のスタイルを見つけることが大切です。想定の価格変動のなかで取引をする、ドルコスト平均法の手法を活用してリスクを分散する、また資産を戦略的に分散することなどがあげられます。
マイナスになっても眠れるくらいの投資額、万一暴落してもその後の生活に影響を与えない金額の投資を心がけたいものです。