何から始める?3ステップで簡単家計の見直し

家計/ライフスタイル

 

貯金をしたいけど思うように口座の残高がなかなか増えず、将来に不安を感じている人もいることでしょう。今回は、家計の見直しをしたくても何から始めたらいいのかわからないという人のために、家計を簡単に見直しできる3つのステップを紹介します。

 

ステップ1 まずはこれから!支出の分類をしてみよう

 

家計の見直しをするときにまず行ってほしいのが、支出の把握です。

なかなか貯金ができないという人の特徴として、「自分が何にお金をどのくらい使ったか」ということが把握できていないことが挙げられます。支出が把握できていないと、家計の問題点が見えにくく、どのような対策をとるべきか分かりません。なんとなく節約を行った気になって、実際には全然支出が減っていないということもしばしばあります。きちんと現状を把握するためにも、まずは支出を全部洗いだしてみましょう。

 

支出を把握するためのポイントは、「固定費」と「変動費」に分けることです。固定費とは、毎月もしくは定期的に発生するほぼ定額の費用です。家賃や管理費などの住居関連費、携帯電話代などの通信費、ガスや水道、電気代などの光熱費、保険料などが含まれます。支払う金額が多少の変動はあるもののほぼ一定なので、比較的簡単に把握することができるでしょう。一方、変動費とは毎月金額が変動する費用です。食費や洋服代、病院代、交際費などがあてはまります。日々の行動や選択によって大きく金額が変化することが特徴です。

 

まずは、月単位で全ての支出がどちらに当てはまるのか、分類してみてください。余裕があれば、変動費までさらに細かく費目ごとに金額を計算するのもよいですが、慣れていない人はストレスを感じやすいので、できる範囲でよいでしょう。

ステップ2 一気に支出削減!固定費を見直してみよう

 

支出を分類することができたら、次にやってほしいのが固定費の見直しです。

変動費からでは無いかと思う人もいるかもしれませんが、家計の支出の中で大きな割合を占めているのが固定費です。ここを削減できれば大きな削減効果を得ることができるでしょう。さらに固定費は定期的にかかる費用なので、一度見直しをするとその効果はずっと続きます。見直し方は支出の金額が大きいものから、順に確認していくだけです。多くの場合、固定費の中で最も大きな割合を占めるのが家賃などの住居費です。一般的に、収入に対する住居費の割合は30%くらいまでと言われていますので節約を頑張りたいという人は、20~25%くらいでもよいかもしれません。もし30%を超えているなら、賃貸であればもう少し安い地域や物件に住み替える、持家の場合はローンの借り換えを検討するなども選択肢の一つです。ただし、住み替えや借り換えには諸経費がかかることもあるので、その費用も考慮した上で検討しましょう。

 

光熱費や通信費に関しては、他社との比較を行って、より安い会社に乗り換えることも効果的です。特に携帯電話は、格安スマホなども登場していますので、こうした格安のスマホに乗り換えれば大きな削減効果が期待できます。また、電力自由化によってガス会社や携帯電話会社なども電気を販売するようになりました。セットで申し込みすると割引や特典が受けられる場合もありますので、その点も考慮するとよいでしょう。保険に関しては、本当に必要な補償かどうか確かめて、プランの見直しを行うといいかもしれません。

ステップ3 無理のない範囲で!変動費の見直しをしよう

 

最後に、変動費を見直していきましょう。固定費と比較すると削減の幅は小さいかもしれませんが、固定費に見直しの余地が無い場合や、もっと節約の必要がある場合には、やはり変動費も見直しが必要です。変動費は日々の生活の中でかかるお金なので、生活のスタイルや習慣を少し変えないと、なかなか削減にはつながりません。たとえば、食費を節約するときは、外食を控える、自炊をするなどは多くの人が意識すると思いますが、それだけでは十分とは言えません。コンビニなどでの飲料やお菓子の購入は、一回ごとの支出は少なくても、毎日積み重なると意外と大きな出費になります。家から水筒を持ち歩いたり、買い物の曜日をあらかじめ決めておき、つい余計なものを買ってしまうことがないようにしたりする工夫が必要です。

 

洋服や化粧品にかけるお金も、あらかじめ一カ月の予算を決めておき、それ以上は買わないようにする、ファストファッションやプチプラのコスメを使うなど、食費と同様に「ルール作り」が大切です。削減しにくい交際費も、2回に1回は誘いを断る、乗り気でない飲み会には無理して参加しないなど余計な出費を増やさないようにしましょう。

 

ただし、毎日我慢しすぎてストレスがたまると途中で節約を諦めてしまい、かえって逆効果になってしまうことがあります。一番大切なのは「節約の習慣を継続すること」なので、初めから無理なルールは作らず続けられそうな範囲でトライしてみてください。

まとめ 簡単3ステップで無理のない節約を!

 

家計を見直す上で重要なのが、支出の「把握」と「削減」です。固定費は大きな削減効果が期待できるので、最初に見直してみてください。

一方、変動費は日々の積み重ねで大きくなったり小さくなったりする支出です。削減するためには「ルール作り」が大切ですが、継続できなければあまり意味がありません。無理のない範囲で節約をして、家計が少しでもラクになるといいですね。

 

 

 

☆この記事を書いたのは...

 

      

黒須かおり 

ファイナンシャル・プランナー CFP® FPラポール株式会社代表取締役

 

一生涯を見守るFPとして、女性を中心に将来に向けての働き方、資産形成、資産運用などmoneyとキャリアのコンサルティングを行う。

延べ3,000人が参加したマネーセミナーでの講師や、企業研修、国や行政などでのセミナー講師なども務める。30代40代女性やファミリーなどを中心に個別相談をおこなうかたわら金融機関でのお客様の資産運用アドバイザーとしても活動経験あり。年間50本以上メディアへの執筆も行う。

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