家電のサブスクは月額制で借りられるサービス。メリットと注意点は?

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結婚後の新居の家電を見に行ったけど、欲しいものを全部買うとお金が足りないくらいなの。

新しい家電を見るのは楽しいけど、買うとなるとお金がかかるよね。最近は家電のサブスクがあるらしいよ。調べてみたら?

そんな便利のものがあるの?調べてみよう。

 

「サブスク(サブスクリプション)」とは、毎月一定額を支払うことで、継続的に利用できるサービスのことを言います。映画やドラマが見放題の有料動画配信サービス「ネットフリックス」などは、サブスクのひとつです。最近では、家電のサブスクサービスも注目されています。今回の記事では、家電のサブスクについて詳しく解説します。

 

家電のサブスクとは?

 

家電のサブスクとは、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品を月額の利用料を支払うことで、使えるようになるサービスです。

 

たとえば、家電サブスクサービスの1つ「CLAS(クラス)」では、sirocaの食器洗い乾燥機を毎月3,300円(税込)で利用することが可能です。

出典:株式会社クラス「siroca 食器洗乾燥機」

 

サービス運営会社により扱う商品や月額料金は異なりますので、各社で比較検討してみましょう。事前にチェックしたいポイントは以下のとおりです。

 

  • 借りられる商品が中古・新品のどちらか
  • 最低利用期間はどのくらいか
  • 返却手数料、交換手数料はいくらぐらいか
  • サービス利用後、商品を返却する以外にも、購入・交換はできるか

 

家電サブスクのメリットと注意点

 

家電のサブスクのメリット・デメリットについて考えてみましょう。まず、メリットとして以下の点が挙げられます。

 

  • 初期費用を抑えて家電を揃えられる
  • ライフスタイルの変化に応じて気軽に家電を変えられる
  • 処分費用がかからない

 

大きなメリットとしては、費用をかけずに家電を揃えられることでしょう。特に、大学入学や社会人となり一人暮らしを始めるときには、できるだけ出費を抑えたいものです。生活に必要な家電をすべて購入するよりも、サブスクであれば、はるかに初期費用を抑えられます。

 

また、ライフスタイルの変化に応じて、気軽に家電を換えられるのも、サブスクならではの強みです。たとえば、一人暮らしでの冷蔵庫はコンパクトで十分だったとしても、結婚などで2人での生活となると、やはり大容量の冷蔵庫が欲しくなります。サブスクなら、気軽に取り換えることができるでしょう。

 

また、サブスクはいわば「買わないで使う」サービスです。不要になった際には、返却すればよいため処分費用もかかりません。

 

一方、注意点としては以下の点が挙げられます。

  • 長く使うと割高になりがち
  • たくさん借りると固定費が上がる
  • 必ず自分が気に入るものを借りられるとは限らない

 

家電のサブスクの場合、いつの間にか支払った総額が定価より高くなることも珍しくありません。たとえば、さきほど紹介したsirocaの食器洗乾燥機は、公式オンラインストアでは43,780円(税込、編集部調べ)で購入できます。つまり、13ヶ月以上使うのであれば、買ったほうが安い計算です。長期にわたり利用する見込みであれば、どこかのタイミングで購入を決断すべきかもしれません。

 

また、手軽さゆえに、必要以上の家電を借りてしまうと毎月の固定費が増えてしまいます。「購入すると高いものだけを借りる」など、自分なりにルールを作って、どの家電を借りるかを厳選することをおすすめします。

 

なお、実際に借りる家電が新品か中古かは、運営会社によっても異なるのが実情です。「どうしても中古は気になる」という人は、新品の貸し出しを前提にしているサービスを選びましょう。もちろん、貸出しの前に検品を行い、不具合があれば交換してくれるので、使う分には問題ありません。

 

家電のサブスクとレンタルの違いは?

 

家電を借りて使えるサービスには、サブスク以外にもレンタルがあります。基本的に、借りて使うことは同じなのですが、相違点をまとめてみました。

 

 

一言でまとめると「契約時に期間を決めて借りるのがレンタル、決めずに借りるのがサブスク」といったところでしょう。借りる期間がはっきり決まっていて、期間終了後は返却したいという場合は、レンタルを使うとよいかもしれません。逆に、借りる期間が決まっておらず、試しに使ってみたいという場合は、サブスクを検討しましょう。

 

まとめ

 

家電のサブスクは、非常に便利なサービスです。月額数千円程度で利用できるケースが多いため、何かと出費がかさむ大学進学や就職を機に一人暮らしを始めるにあたっては、、初期費用をかけずに活用したいところです。ただし、サブスクは長く使い続けると購入した場合の費用を上回るという落とし穴もあります。本当に必要なものだけに絞り、使ってみて良かったら購入も検討するなど、計画的な使い方を心掛けましょう。