ライフプラン表の活用方法

家計/ライフスタイル

ワクワク家 夫婦の会話

ライフプラン表をつくったら、将来のことが目に見えるようになったね。

確かに今までなんとなくしか考えていなかった将来のことが現実味を帯びてきたね。

これを見ると、ちゃんと考えなくちゃならないことがわかるのね。

 

ライフプラン表を作ってみたら、今度はそこからわかることを見ていきましょう。

 

ワクワク家

・夫35歳 会社員  ・妻32歳 会社員  ・第一子   3歳  ・第二子   0歳

 

キャラクター01

 

ライフプラン表は必要なお金を見える化する

 

ライフプラン表を作る目的は、今後いつ、どのようなお金が、いくらかかるのかを見える化することです。

例えばワクワク家の場合、3年後に住宅購入するためには頭金や引越し代金、新居にかかる費用などで300万円くらいのお金が必要になります。つまり、3年後までには住宅購入費用の準備しなければなりません。さらに、海外旅行にかかる費用もその間に準備しておかなければなりません。

 

子どもの進路について高校から私立高校への進学を予定しているとすると、その分の学費も必要です。私立高校については、「私立高校の授業料実質無償化」の制度があり、授業料は無償化されたとしても、修学旅行の積立金や、設備費などは対象になりませんので、自己負担があります。※1参照

 

第二子が高校に入学する年には、第一子が大学に入学します。私立高校の費用に加えて、大学の入学金や授業料も発生します。とくに大学の授業料は高校までと違い、毎月支払うわけではありません。一括、もしくは前期、後期などの支払い回数に応じて支払うため、一度の支払い金額が大きくなります。※2参照

 

第二子が大学に入学する年には、第一子はまだ在学中であることから1年間で300万円の出費になります。前もってわかれば、事前に準備する方法も考えることができます。※3参照

 

 

また、2人の子どもが社会人になる夫57歳、妻54歳の時点で子育てを卒業できそうです。老後の資金を考えるときに、年金受給年齢までの間にどれくらいのペースでお金を貯めることができるのか表により見える化できるとイメージしやすくなります。

 

住宅ローンについては、完済年齢が定年退職年齢を超えています。実際に70歳まで返済を続けるのか、繰り上げ返済をして定年退職までに完済するのかなどを夫婦で話し合うきっかけにもなります。

 

つまり、ライフプラン表は、将来必要になるお金を見える化するだけでなく、そのお金の準備の仕方や期限、返済プランなど行動を決めるきっかけを作ることもできるのです。

まとめ

 

ライフプランを考えることが必要だと言われるのは、これからの人生でどれくらいのお金がかかるのか、それをいつまでのどうやって準備するのかなど具体的な行動に落とし込むことができるためです。何のプランもなく、なんとなく貯蓄だけしていればいいと考えていると、本当に必要なときに、準備できていないということにもなりかねません。ですから、ライフプラン表を作って計画的に準備していきましょう。

ライフプラン表は一度作ったら終わりではなく、変化することもあるので定期的に見直しましょう。

 

さらに、そのプランが実現可能かどうかの判断をするためには、キャッシュフロー表を作って検証します。

 

次回、キャッシュフロー表の作り方でお伝えします。

 

ライフプラン表キャッシュフロー表はお役立ち資料からダウンロードできますので、ぜひ作ってみてください。