ワクワク家 妻と夫の会話
ライフプランを作ってみようっていう記事を読んだけど、どうやって作ったらいいのかな?
そうだね。将来のことを考えることは大事だけど具体的に何をすればいいんだろう?
将来のお金について考えるときにぜひ作ってみて欲しいのがライフプラン表です。ライフプラン表は、将来必要になるお金とそのタイミングを「見える化」することができます。ライフプラン表という言葉を初めて聞いた人でも作れるように、今回はワクワク家を元にラライフプラン表を作ってみました。ぜひ参考にあなたも作ってみてください。
ワクワク家
・夫35歳 会社員 ・妻32歳 会社員 ・第一子 3歳 ・第二子 0歳
ステップ1 ライフイベントを書き出してみよう
まずは、家族の名前と年齢を書き込むところから始めましょう。
今回のライフプラン表は4月から3月までを1年と考えており、年齢は3月31日現在で記入します。まだ誕生を迎えていない人も3月31日までに迎える年齢を記入します。
年齢を記入してみると現在の年齢から10年後、20年後のそれぞれの年齢が見えてきます。15年後の夫が50歳になる頃は、子ども達の受験準備で大変だなとか、定年退職の頃には孫もいるのかなとか、あらたな発見が得られます。将来がイメージできることも有効です。
次に、ライフイベントを書き出してみます。
たとえばワクワク家の場合、2人の子どもの成長にあわせ、小学校、中学校、高校、大学などへの入学や卒業などをライフプラン表の該当する年齢のところに書き込みます。
このときも、4月から3月までの起こるイベントを記入します。
たとえば、子ども年齢差によっては1年の間に、4月に入学、3月には卒業があったりすることもあります。
会社員である夫と妻は定年退職する年齢も決まっているので65歳に書き込みます。それ以降も働くことはあるかもしれませんが、一旦は定年退職という区切りを記入します。
ステップ2 夢や希望叶えたい未来を書いてみよう
入学や卒業、定年退職など決まっているライフイベントを書き込んだら、今度は自分や家族のやりたいこと、希望などを書き足してみます。
ワクワク家では第一子が小学校に入学する前に住宅の購入を検討しています。現在の段階では場所やマンションにするのか、戸建てにするのかなど具体的なことは決まっていませんが、住宅を購入したいという希望は反映させます。
また、何年かに一度は家族で海外旅行にも行きたいと思っています。それ以外にも、車を10年ごとに買い替えたい、留学したい、住宅のリフォームをしたいなど希望がある場合はそれぞれ記入します。
叶えたい希望があるのであれば一旦全部書き出してみましょう。
書いているときはきっとワクワクするはずです。
ステップ3 ライフプランにかかる費用を書き出してみよう
ライフイベントや希望などを書き出したら、必要になるお金を書き出します。正確な金額でなくても、予想金額でも構いません。教育費などは
「結婚から住宅購入までにかかる費用は6,000万円以上!ライフプランにかかるお金」
で解説していますので参考にしてみてください。
住宅の購入に関しては、ローンの金額ではなく、この時点で現金として支出する予定の金額を記入します。頭金や引越し費用、新居の家具などが考えられます。
海外旅行についてはいつ、どこにいくのかなど決まっているわけではありませんが、あくまで予算で記入します。するとこのようなライフプラン表が出来上がります。
まとめ
ライフプラン表はこのような手順で作っていきます。このライフプラン表は作っただけでは意味がなく、このライフプラン表からわかるお金の見える化によってどんな準備をしたらいいのかを考えます。
次回は、このライフプラン表からわかること、どのように活用するのかをお伝えします。
ライフプラン表はお役立ち資料からダウンロードできますので、ぜひ作ってみてください。
☆この記事を書いたのは...
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黒須かおり ファイナンシャル・プランナー CFP® FPラポール株式会社代表取締役
一生涯を見守るFPとして、女性を中心に将来に向けての働き方、資産形成、資産運用などmoneyとキャリアのコンサルティングを行う。 延べ3,000人が参加したマネーセミナーでの講師や、企業研修、国や行政などでのセミナー講師なども務める。30代40代女性やファミリーなどを中心に個別相談をおこなうかたわら金融機関でのお客様の資産運用アドバイザーとしても活動経験あり。年間50本以上メディアへの執筆も行う。 |