なごみ家夫婦の会話
子どもたちがスミングに行きたいって言ってるの。
体力つくりにもなるからいいんじゃない?
ママ友と話していると、みんないろんな習い事しているんだよね。
どんな習い事がいいのか悩んじゃう。
「子どもには習い事をさせたい」そう思う親御さんは多いでしょう。株式会社インタースペースが2020年に実施した「お子さんの習い事に関する実態調査」によると、未就学児~小学生までの子どものいるご家庭の8割以上が習い事をさせています。そこで今回は、子どもに習い事をさせるメリットや人気の習い事、おすすめの習い事をご紹介します。
子どもに習い事をさせるメリット・デメリット
子どもに習い事をさせるご家庭が多いのは、子どもの将来や成長にプラスとなることが多いと考えるからでしょう。では、子どもの習い事にはどのようなメリットがあるのでしょうか。考えられる面をいくつかあげてみました。
1)子どもの可能性が広がる
習い事を通して、新しい経験を積むことで、子どもの可能性が広がります。興味を持つことが増えたり、好奇心が育ったりすることで、将来の可能性が大きく広がります。
2)身に付けた得意なことが成長してからも役立つ
子どもの頃、習い事で身に付けた得意なことは、成長してからも大いに役立ちます。その得意なことが将来の仕事に役立つかもしれないなら、多くの経験をさせてあげたいと望む親御さんも多いでしょう。
3)子どもの視野が広がる
習い事では、普段の生活や幼稚園、小学校などで学べないことを経験できます。また、習い事を通して、先生や一緒に習う友達とのコミュニケーションの取り方や礼儀などを学ぶことができます。その結果、子どもの視野も広がることでしょう。
4)体が丈夫になる
特にスポーツ系の習い事では体力が付き、運動神経が発達します。そのため、体も丈夫になることでしょう。
一方デメリットもあります。
- 習い事の費用の負担がある
習い事も1つだけであればそれほどの負担にはならないかもしれませんが、2つ3つと掛け持ちしている子どももいるようです。また、発表会などある習い事だと毎月の費用の他にかかることもあります。
- 子どもの時間が減る
学校から帰った後の時間や、土日を使って習い事をするため子どもが友達を遊ぶ時間が減ってしまいます。また、親子で過ごす時間もその分少なくなります。しかし、スポーツ系の習い事で、試合の応援などある場合は、一緒に過ごす時間が増えるかもしれません。
- 子どもの予定優先で家族の予定が決まらない
お子さんを持っている家庭であれば体験していると思いますが、習い事の予定があると家族で出かける予定などなかなか決まらないこともあります。
親が子どもに習わせたい習い事
前出の「お子さんの習い事に関する実態調査」によると、親が子どもに習わせたい習い事のベスト3は次のような結果でした。
【未就学児の場合】
1位:スイミング
2位:英語・英会話
3位:ピアノ
【小学生の場合】
1位:英語・英会話
2位:進学塾
3位:プログラミング
未就学児のお子さんには、運動能力を伸ばせること、将来役立つ得意なことが身に付くこと、得意なことを増やせる習い事に人気があります。一方、小学生になると得意なことや学習面を伸ばせるような習い事に人気があるようです。
おすすめの勉強系の習い事
勉強系の習い事としておすすめなのが、「英語・英会話」と「プログラミング」です。
英語・英会話は、2020年4月から小学校で必修化となり、小学3年生からは英語の授業が始まっています。英語は中学校や高校、さらに大学受験にも必要になるので、小学生のうちから英語に慣れておくために、将来役立つ習い事として学習しておくとよいでしょう。
プログラミングも2020年4月から小学校で必修化されました。プログラングといっても、学校ではプログラミング言語や技術を習うわけではありません。プログラミングの基本となる論理的思考を育み、コンピュータの社会的な役割を学びます。とはいえ、はじめて触れるプログラミングです。パソコンやタブレットに慣れたり、そして論理的思考を身に付けたりさらに、好きなことや得意なことを増やすためにプログラミング教室で専門の先生に習っておくとよいかもしれません。
おすすめのスポーツの習い事
おすすめのスポーツ系習い事といえば、「スイミング」でしょう。子どもに習わせたい習い事でも常に上位にランキングされています。学校の授業だけでなく、体力もつき子どもの自信にもつながるので人気のようです。ほかにも、野球やサッカーなどの団体競技は年上や年下の人とも上手にコミュニケーションをとりながら協力して目標を達成することができるため子どもの成長に役立つと人気です。
また、ボランティア活動や、キャンプなどを通して野外での遊びを学ぶことができるボーイスカウトに興味を持っている人もいます。募金活動や地域での清掃など、学校では経験できない社会活動も同時に体験できるため一部では人気があるようです。
経験者から学ぶ習わせてよかった習い事
筆者には2人の息子がいますが、それぞれ好きな習い事をさせていました。その中で、2人が共通して習っていたのが「スイミング」でした。
長男は、幼い頃ぜんそくと診断されましたが、主治医から水泳を習うといいと勧められていました。そこで、小学生になってから近所のスイミングスクールに通わせたのです。長男は泳ぐことができるようになるにつれて体が強くなっていったのか、いつの間にかぜんそくの症状が消えたのです。他にも治る要因があったかもしれませんが、スイミングのおかげで呼吸器が強くなり体力も付いたので、習わせてよかったと思っています。
まとめ
子どもに習い事をさせたい親は多いのですが、どんな習い事をさせるかは悩めるところかもしれません。そこで、人気のある習い事や小学校の授業で習うものを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。そのうえで、子どもが興味を持っているものや、習いたいと言うものを選ぶとよいかもしれません。また、後から失敗しないように、最初は体験教室を利用して、子どもとの相性を見てから決めることをおすすめします。