最近話題の子どもの「おこづかい年俸制」ってなに?

子どものお金

ワクワク家 兄夫婦の会話

うちは毎月決まった金額のおこづかいをあげているけど、年俸制にしているママがいるらしいの。

年俸制って野球選手みたいに?

そうなの、1年分を先に渡して、計画的に使うように訓練するらいいの。

確かに、計画性は身につくかもしれないね。でも問題は何もないの?

 

子どものおこづかいはどのように渡すのか、各家庭によって考え方はさまざまです。親としては、おこづかいの使い方でお金の管理を身につけて欲しいと思っていることでしょう。金銭感覚が養いつつ、お金の管理が上手にできるようになると最近話題になっているのが、「おこづかいの年俸制」です。

 

子どものおこづかいみんなはどうやってあげているの?

 

子どものおこづかいについては、それぞれの家庭によって方針が違います。毎月決まった金額を定期的に渡している、おこづかいとして決まった金額を渡すのではなく、必要なときに渡すなど各家庭が工夫をこらしています。

さらに、お手伝いをしたら、その分報酬としておこづかいを渡すという場合もあるでしょう。

毎月一定額の渡す方法では、年齢に見合った金額の中で、お金をやりくりする勉強ができます。

必要なときに渡す方法では、その都度しっかりと使い道を聞いて判断すれば、無駄使いをすることもないでしょう。

おこづかいはあげ方も大切ですが、金額も重要です。少なすぎても子どもは不満に思うでしょうし、反対に渡しすぎると金銭感覚がマヒしてしまう可能性があるので適正金額を検討しましょう。

 

おこづかいの年俸制とは?

 

おこづかい年俸制とは、名前の通り、子どものおこづかいを年に一度をまとめて渡す方法です。

1年分をまとめて子どもに渡すことによって、計画的にお金のやりくりを学ばせようという目的があります。

子どもにまとめて渡してしまうと、すぐに使ってしまいそうで心配と思う人もいるでしょう。しかし、使い切ってしまっても渡さないという約束であれば、その後おこづかいをもらえないわけですから、意外としっかりと管理するようになります。

実際に、年俸制を取り入れている家庭の子ども達も1年目は失敗し、2年目は失敗しないように計画を立てて使うようになったと言います。

 

大切なのは、失敗をしないことではなく、失敗から次はどうしたらよいかを学ぶことです。大人になってからのお金の失敗は、取り返しのつかないことになりかねませんが、子どものころに小さな失敗をしておくことで、それ以降しっかりと管理できるようになることが重要でしょう。

お金の管理の仕方には、子どもそれぞれの特徴があって、しっかりと節約する子もいれば、少し使いすぎてしまう子もいます。

そんな特徴も知ることができ、親も楽しみながら実践することができるかもしれません。

 

年俸制で子どもの金銭感覚が身につく

 

おこづかいの年俸制は、子どもの金銭感覚が身につくことが大きなポイントでしょう。

ただし、年俸制といっても、あげすぎるとそういった感覚は身につきませんし、少なすぎると、そもそもやりくりが無理という状況になります。

そこは親子で話し合って、適正な金額を設定することが重要です。

また、年俸制をさらに派生させるためにはインセンティブを設けてみるのも面白いでしょう。

プロ野球選手なども、年俸と出来高を組み合わせた給料になっていますので、それに習ってお手伝いの目標を達成したら、来年からプラス1,000円といったように細かく条件を設定すれば、意外と楽しいかもしれません。

また、どんな行為が良い行為でお金に結びつくのかということを実践さながらで学ばせることができるので、子どもにとってもよい影響となるでしょう。

じつは、芸能人には、こういった年俸制を導入している人も多く、それが話題になることもあります。

 

まとめ

 

子どもの金銭感覚が身につくと言われている年俸制ですが、これは比較的新しい考え方です。従来型を否定するものではありませんが、親子で新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

子どもにきちんとした金銭感覚を身につけるのは、家庭が一番です。早い段階から導入してみるのも良いかもしれません。